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消防学校ってどんなところ?

消防士の教育期間である消防学校。 新たに採用された消防士は、最初の半年~約10カ月の間、全寮制の消防学校へ入校を命ぜられます。
新人消防士を一人前の消防士に育てるための登竜門、初任教育というものです。

この初任教育では、消防のイロハを学ぶとともに、現場で必要な知識、技術を身につけます。 同時に、消防人として不可欠な精神力と体力、社会人としてのモラルやマナー等も養っていきます。

そのため、この教育期間中は厳しく過酷な訓練が行われ、精神面、肉体面で限界まで追い込まれます。
厳格な服務、規律のもとでの生活を強いられ、教官達も厳しく学生に接します。
そんなハードな半年間を経て、一人前の消防士になっていくのです。


消防学校で学ぶこと

消防士になると最初の半年~10カ月程度は初任教育を受けることになります。 初任教育では、消防士としての基礎基本を叩き込まれるのですが、限られた時間の中でやるべきカリキュラムがみっちり組まれています。

消防学校の授業は、座学と実科があります。
座学では、倫理や防災、建築等、公務員として必要な知識、消防士として必要な知識を学びます。

例:東京消防庁での座学科目



実科訓練

実科とは、実際に体を動かして学ぶ実技訓練です。
礼式訓練に始まり、ロープを使った結索訓練、はしご訓練、消火訓練等、実際の現場で活動する上で必要な知識技術を養います。


消防学校の一日(例)

消防学校での生活は、しっかりと時間で行動が決められています。 決められたルール中で、半年から10カ月程度の集団生活をします。
下記のタイムスケジュールは一例です。 学校ごとに若干時間は異なりますが、大まかな流れはどの消防学校も大体同じです。



どこの消防学校に入校するの?

消防学校は全国に56校設置されています。各都道府県が運営する47校と、一部の政令指定都市が運営する8校です。

入校する学校は、基本的には各都道府県が運営する消防学校へ入校することになります。 一部の政令指定都市(札幌市、千葉市、横市浜、名古屋市、京都市、大阪市、神戸市、福岡市)では、独自に消防学校が設置されており、そちらに入校することになります。


消防学校が不安な人へ

先ほど消防学校が厳しいところだと書きましたが、実際のところどうなのでしょうか?
初任教育での半年間は実際、常に時間に追われ、常に声を張り上げ、教官に怒鳴られ、連帯責任で腕立てをして…というような日々が続きます。精神、肉体ともに限界まで追い込まれ、訓練が終わるころにはみんなくたくたになっています。

では、なぜそのような過酷な教育を受けるのでしょうか?
それは、消防という仕事が命を守るという使命を持っているからです。 消防士の仕事は、1分1秒を争う現場や、危険と隣り合わせの現場での活動を強いられることもあります。

そのような切迫した現場で、自分と仲間を守り、市民を助けるためには、知識・技術はもちろんのこと、強靭な精神と肉体も必要不可欠ですよね。
そのために、最初の初任教育では、厳しく過酷な教育を受けるのです。

自分には無理なのでは…と不安に思う人もいると思いますが、消防士になる以上誰もが通る道です。 また、決して自分一人ではなく、周りには同期がいます。 勉強が苦手な人、体力に自信がない人、要領が悪い人…いろいろな人がいますが、班員、同期で支え合って乗り越えていきます。

ハードな半年間の中で、同じ釜の飯を食い、同じ屋根の下で眠り支え合った同期とは、 教育が終わるころには強い絆が生まれているはずです。 こんな貴重な経験ができるのも消防の世界ならではですよ。