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クレペリン検査対策

内田クレペリン検査は性格と職業適性を調べる検査です。 ドイツの精神科医エミール・クレペリンが発見した作業曲線を元に、日本の内田勇三郎が開発したため、この名前が付けられました。

検査方法としては、1桁の数字をひたすら足し算していくだけの単純なものです。 1分経ったら2段目に移り、同じ作業を繰り返し、前半15分、5分間の休憩を挟んで後半15分の30分間行われます。

内田クレぺリン検査 | 検査についてより


1分ごとの作業量から処理能力の程度が判定され、 作業量の変化(作業曲線)と誤答から性格・行動面の特徴が判断されます。

そう聞くと、不安に思う人もいると思います。 個人の処理能力や性格なんてそう簡単に変えられるものではありませんよね。

ですが、これはあくまでペーパー検査です。
実際の能力や性格は簡単には変えられないにしても、内田クレペリン検査に関しては、 練習を繰り返すことで簡単に結果を向上させることが可能です。 半世紀にわたって形を変えず使われてきたために、検査の判定方法や攻略のノウハウが広く知られてしまったからです。
そんな検査意味あるの?!と思う人もいると思いますが、今でも実際に公務員試験で行われている以上はやるしかありません。

とはいえ、この検査の最大の目的は、優秀な人材を発掘することではなく、 性格・適性面で大きな欠陥のある人物をはじくことです。 なので、普通の人は特に対策の必要はありません。

どうしても不安という人は、このページで事前に対策をしておくとよいでしょう。



処理能力

 作業量によって、処理能力が判定されます。 目安としては、1分で用紙の半分まで計算できれば、最低ラインはクリアです。
作業量は練習すれば、数日間で簡単にスピードアップすることが可能ですので、半分まで行かない人は練習して鍛えておくのがいいでしょう。



性格・行動面

作業量の変化(作業曲線)と誤答から性格・行動面の特徴が判定されます。
性格面・適性面に大きな偏りのない人が描く「定型曲線」と比較し、大きく逸脱した曲線ではないか判定されます。

定型の特徴

1.前半はU字を描きつつ減少
2.後半は作業量は多くなるが、回復することなく減少
3.作業量が極端に低くない
4.誤答がほとんどない
いわゆる正常の人は、このような結果になります。

非定型の特徴

1. 誤答の多発・・・自己の制御が困難、焦りによって平常心を失いやすい
2. 大きな落ち込み・・・気持ちや動作の一時的な停滞、思考硬直化が起こる
3. 大きな突出・・・一時的に気持ちが高ぶる、突発的な行動をとる
4. はげしい動揺・・・情緒不安定
5. 動揺の欠如・・・感動の欠如、反発、不熱心な傾向
6. 後半における作業量の下落・・・気力の衰弱、疲労回復力の低下
7. 後半初頭の著しい出不足・・・気乗りが遅い、取りかかりや慣れが遅い
8. 作業量のいちじるしい不足・・・基礎能力が低い
9. 曲線範囲の過大・・・疲れやすい、あきっぽい、頑張りがきかない

上記のことを念頭に置いて、理想に近い結果を出せるようにしましょう。
おそらく、10回も練習すれば、比較的簡単に結果を向上させることができると思います。

なお、内田クレペリンの練習に関しては、こちらのサイト(M1就職対策面接練習 - Geotechnical lab, Nagaoka univ. of tech. )を活用するのがおすすめです。 エクセルファイルがあり、ランダムに乱数を作成してくれるため繰り返し練習可能です。

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