アメリカの消防士
アメリカでは日本以上に高い人気を誇る消防士(firefighter)。子供のなりたい職業ランキングでは、常に上位にランクインしています。
アメリカ人にとって消防士は、人々を守る市民の英雄・ヒーロー的な存在であるようです。 アメリカでは、英雄やヒーローといった存在に強い憧れや関心が高いという国民性があります。 スーパーマンやヒーロー映画がアメリカでヒットするのもそのような背景があるからですね。
消防士は、それに近い存在であるようです。
以下のランキングは、「Fatherly.com」というサイトが公表した子どもたちの「将来就きたい職業ランキング」の結果です。
調査対象はアメリカの1歳~10歳までの子供たち500人。
アメリカの子どもたちが将来就きたい職業ランキング
【男女共通】
1位:プロのスポーツ選手2位:医師
3位:分からない
4位:教師
5位:獣医師
6位:消防士
7位:科学者
8位:宇宙飛行士
9位:エンジニア
10位:警察官
【男の子限定】
1位:プロのスポーツ選手2位:分からない
3位:消防士
4位:エンジニア
5位:宇宙飛行士
男の子限定では、スポーツ選手の次に人気の職業となっています。 小さいころから、身近なヒーローであることがうかがえますね。
9.11での消防士の奮闘
最近では、9.11での消防士達の奮闘が大きく取り上げられました。 多くの殉職者を出しながらも懸命に人々を助ける姿は、アメリカ国民の心を打ちました。世界貿易センタービルで確認された犠牲者は2,602人、そのうち消防士の殉職者は343人。 犠牲者のおよそ15%を占めています。
警察官の殉職者が23人であることからも、消防士の活動がいかに命がけの活動であったか察しがつきます。
アメリカ最大の消防機関・ニューヨーク市消防局
同時多発テロの際にも活躍した、ニューヨーク市消防局 (the Fire Department of New York City: FDNY)。 約11,400名の消防士及びスタッフが勤務しており、アメリカでは最大、世界でも第2位の規模をを誇る消防機関です (世界第1位は東京消防庁の約18,000人)。歴史が古く、様々な災害救助活動の経験とノウハウを持ったニューヨーク市消防士は 「アメリカでもっとも勇敢な消防士」と称されることもあります。
アメリカの消防士を描いた映画
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ストーリー:
新人消防士が一人前になる姿を追うドキュメンタリーの撮影中に事件は起きた・・・
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ストーリー:
少年ブライアンの父は消防士。人々を助け活躍する父の姿は、彼の中でヒーローそのものだった。
しかし、ある日父は殉職してしまう…
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