地元以外での志望動機
消防の志望動機のポイントについては、先ほどの志望動機のページで紹介しました。では、今度は地元以外での志望動機はどうのようにすべきか見ていきましょう。
消防の採用試験は、日程さえかぶっていなければいくつもの自治体を受験することができます。 縁もゆかりもない地元以外の土地であっても試験を受けることは可能ですし、実際に住んだこともない自治体を受ける受験生もいると思います。
試験官を納得させるような志望動機があればよいのですが、滑り止めであったり、なんとなく興味があって受ける場合、 エントリーシートや面接等での志望動機は悩ましいところです。 では、地元以外で採用試験を受ける場合、志望動機はどんなものがよいのでしょうか。
そこでしかできないことを挙げるべし
地元以外での志望動機は、そこでしかできないことを考え答えるようにしましょう。- ● 特別高度救助隊の隊員になって、救助の道を極めたい。地元の消防には、救助の専門部隊がなく、特別高度救助隊が設置されている御市を受験した。
- ● 予防業務に興味がある。高層ビルや建物が多く立ち並ぶこの街の災害予防を徹底し、多くの人の命を守りたい。
上記のように、地元ではできないこと、この自治体にしかない専門部隊や特色等をよく調べて、志望動機につなげましょう。
地元以外でも受かるのか?
結論から言えば、政令指定都市など、規模の大きい自治体であれば、地元以外であっても採用される可能性は十分あります。規模の大きい自治体の場合、そこにしかない専門部隊がある、学生時代に住んでいた、試験日程がかぶっていない、都会でバリバリ仕事がしたい、給料が高い・・・等様々な理由で、地元でなくても受験する人は多くいます。
そのような自治体の場合、受験生が地元民であるかどうかは、それほど重要視されない傾向にあります。要は面接官を納得させる志望動機が言えるかどうかにかかっています。
一方、田舎の消防の場合は、採用されるのは難しいかもしれません。田舎の場合、採用人数が極端に少なく、受験生はほぼ100%地元民、職員のほぼすべてが地元出身者で構成されているという自治体も少なくありません。 そのようなところに、他県のどこの誰かもわからないような人間をわざわざ採用しようとはしませんよね。
そのようなことから、地元以外での採用は、規模の小さい自治体では厳しいかもしれません。
まとめ
- ● 地元以外での志望動機は、そこでしかできない事を挙げアピールする必要がある
- ● 政令市等規模の大きい自治体は、地元以外でも採用される可能性は十分ある
- ● 田舎の規模の小さい自治体は、地元以外での採用は厳しいかも